徳川家康の駿府城のすごさがわかる!! 駿府城「東御門・巽櫓」内の展示が新しくなりました。

 

 

 

“駿府城のすごさがわかる!”をテーマに、「駿府城の一生」を全部で7つのゾーンに分けて語る展示となっています。

 

駿府城は、家康にとって特別な城です。また市民には駿府公園での思い出や、他の地域の方々も地元の城での記憶など、人生のどこかで城と接点があるのではないでしょうか。城のライフサイクルの展示と「徳川家康の一生」が、来館された方々の人生と重ね合わせやすいストーリーになっています。静岡市への誇りや愛着、憧れを感じてもらうことが、展示の最大のポイントです。

 

 

 

 

ゾーン 1  

駿 府 城 大 解 剖

 

駿府城の特徴が5W1Hで分かりやすく紹介されています。

1 What 日本一巨大な天守台の城を 

2 Where 安全で見通しの良い場所に

3 Who  徳川家康が  

4 When 天下泰平の直前に

5 How  全国の武将を動員して  

6 Why  日本を動かすために築城

 

駿府城の模型では場所表示ボタン、石垣刻印スタンプ、城マグネットを置くなどの体験アイテムがあります。 

駿府城の概要シアターでは椅子が常備されています。

展示物が中央に位置しているので、左右どちらからも通ることができます。

 

 

ゾーン 2  

駿 府 城 の ル ー ツ 

~戦国大名今川氏の本拠地~

 

家康は、この地に拠点を置いた今川氏の下で幼少期を過ごし、後に同じ地に駿府城を築きました。古代の駿河国から今川期の遺構、今川館の機能、周辺の主な城などの説明に、墨書土器、円面硯、金箔かわらけ、陶磁器、焼けた土壁などが展示されています。

 

 

 

 

ゾーン 3  

戦 国 武 将 家 康 の 駿 府 城 

~豊臣政権による東の要~

 

戦国武将となって駿府に戻ってきた家康が、居城として築いた駿府城は、天下人豊臣秀吉にとっても国内統一のための重要な城でした。見せる城としての「織豊系城郭」の豪華絢爛な城づくりの変遷を紹介してあります。天正期駿府城の築城に秀吉の関与はあったのかについて「家忠日記」や発掘調査の成果から関係性を考察しています。出土した金箔瓦のほか安土城・駿府城金箔瓦(復元品)、駿府城出土非金箔瓦などが展示されています。

 

 

 

ゾーン 4  

大 御 所 家 康  の 駿 府 城 

~日本を動かす・世界を見据える~

 

大御所となった家康は、思うがまま国を動かし駿府城を大改修しました。それは天下人、そして“皇帝”と呼ばれた男にふさわしい居城でした。江戸幕府は「天下普請」で次々と城郭を築き上げ、今日見られる近世城郭の姿になりました。慶長期の駿府城の天下普請や発掘調査、研究者3氏による駿府天守の復元案が図表で紹介してあります。青銅製鯱が目の高さに置かれ以前よりも大きく見えます(触るのは禁止)。石の切り出しと石積みのジオラマの小さな職人の姿に目を奪われます。慶長期天守台の模型、石垣の石に触れるコーナー、鉛のインゴット(本物の半分の重さを体験できます)などが展示されています。

 

 

 

 

ゾーン 5      

天 下 泰 平 の 世 の 駿 府 城 

~幕府の象徴としての維持~

 

神となった家康の威光の下、駿府城は度重なる災害の中、廃墟とならずに聖地として維持され続けました。本丸御殿で暮らした家康の家族の系譜や、二ノ丸、三ノ丸の発掘調査が紹介されています。二ノ丸~三ノ丸の出土生活関連品、埋甕、木簡、焼けた木材、駿府御城内外覚書(複製)、駿府城絵図(複製)、家達等の写真などが展示されています。

 

 

 

巽櫓に移ります。一階の畳を新しくして、展示ゾーンとなっています。

 

 

ゾーン 6  

廃 城 と そ の 後 

~静岡市による城地の経済活用~

 

明治時代に入ると、全国で陸軍施設の誘致活動が行われ、駿府城跡には陸軍歩兵第三十四連隊が設置されました。

陸軍歩兵三十四連隊関連出土品、三十四連隊発行書籍、写真などが展示されています。

 

 

 

ゾーン 7  

こ れ か  ら の 駿 府 城 

城跡と向き合う~

 

駿府城は公園として再生し、今を生きる私たちの人生に寄り添ってきました。過去そして現在の姿と向き合い、駿府城と共に歩む未来を考えていきましょう。戦後から現代までの写真のコーナーと天守台発掘現場の模型が展示されています。発掘現場の模型には、数多くの人々がいるのが小さく見えます。あなたもどこかにいるかも知れません。

 

 

巽櫓では1階の畳の広間が展示スペースとなりました。2階は「竹千代手習いの間(復元)」はそのままに休憩、イベントスペースとして使われます。入場は東御門より、出口は巽櫓側の一方通行になりました。

 

 

 

※ 展示場のNOはゾーンを示しています。

 

 

 

新しくなった「東御門・巽櫓」に、ぜひお出かけください。

展示内容や製作の様子などの最新情報はこちらからご覧にいただけます。

http://www.shizuoka-bunkazai.jp/castle-info/

 

 

2023年春には駿府城公園の隣に静岡市の歴史博物館が開館します。

 

 

 

こちらの博物館では豊富な実物資料を活かした「今川氏」に関する展示や、

徳川家康公の生涯を象徴する二領の甲冑の復元模造品を柱に「家康の一生」が紹介されます。

また近世の東海道や駿府城下町、また近現代の静岡についても学ぶことができます。

2021年春、一足先にリニューアルした東御門・巽櫓はこの歴史博物館の分館として位置づけられます。

今後、ますます充実する駿府城エリアに期待が高まります。

 

今後の歴史博物館の情報はこちらからご覧にいただけます。

http://www.shizuoka-bunkazai.jp/project/