『名所江戸百景~広重の残した最後の江戸風景~』東海道広重美術館で7月4日(日)まで開催中です。

 

名所絵師として広く知られる歌川広重。その生涯にて於いて最も多くの作品を手掛けたのは自身の住まう江戸の風景でした。本展ではその中の一つ、広重が最晩年に手掛けた集大成ともいえる『名所江戸百景』をご紹介いたします。本展では、全120点に及ぶ大作を約40点ずつ三つの会期にわけ、描かれた場所をエリアに分けて作品を展示、また一部の作品には、『名所江戸百景』の下絵になったともいわれる『絵本江戸土産』や、広重がそれ以前に手掛けた江戸の名所絵なども展示し見比べを行います。3会期を制覇して、広重の『名所江戸百景』をより深く:楽しみください。

 

 

『名所江戸百景』は、初代歌川広重の集大成ともいえる最晩年の代表作で、手前のものを極端に大きく拡大した「近景拡大構図」で描かれた作品が多いのが特徴です。安政三年(1856)から順次刊行され、はじめは題名通り100図を目標に刊行されたようですが、評判となったため開版の翌年にはすでに100図に達し、その後も広重が没する安政五年(1858)まで続刊されました。広重の署名がある作品が118点存在し、これはひとりの絵師が描いた浮世絵版画のシリーズとしては最大級の枚数です。二代広重の署名がある『名所江戸百景 赤坂桐畑 雨中夕けい』、梅素亭玄魚(ばいそてい げんぎょ)の意匠による目録『一立斎広重一世一代 江戸百景』を加えての、全120点のシリーズとなります。

 

 

 

Part1 江戸郊外の名所:3月30日(火)~4月25日(日)

Part2 江戸の近郊名所:4月27日(火)~5月30日(日)

Part3 江戸中心の名所:6月  1日(火)~  7月  4日(日)

 

 

 

 

東海道広重美術館HP