『 道 ~ 人 や モ ノ を つ な ぐ 』。東 海 道 広 重 美 術 館 で 6 月 4 日(日)ま で 開 催。
“道”は古代より人々の社会・経済・生活・文化の交流と発展に欠かせない要素のひとつです。
家康公も“道”の支配を重視し、関ヶ原の戦いの翌年、慶長6年(1601)には江戸と京・大坂を結ぶ東海道に宿駅を設置するなどの整備を始め、慶長9年(1604)には日本橋を五街道の起点に定める道路制度の改革と整備に力を注いでいます。
徳川幕府は陸路だけではなく、大量の物資輸送が可能な河川や湖沼、海上を船で行く水路の整備にも取り組み、安定した政権下で様々な“道”を通って、人やモノが行き交うことで経済は大きく発展し、様々な文化が生まれていました。
展覧会では広重をはじめとする絵師たちが浮世絵に描いた人やモノをつなぐ様々な“道”を紹介します。
約200年が経過した徳川時代後期、整備発展が進んだ“道”とそこを行き交う人々の姿をお楽しみください。