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節分の日の3日(月)、静岡浅間神社で新しい年を迎えるための儀式・節分祭が行われました。

節分の日の3日、静岡浅間神社で豆まきの節分祭が行われました。節分とは雑節の一つで、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことを言います。季節の変わり目は重要な日とされ、一年の始まりである立春(旧暦のお正月)を迎える前日に清め、新しい年を迎えるための儀式としての行事でした。そのため「鬼は外、福は内」という厄払いを行うようになりました。

静岡浅間神社では豆まきに先立ち、神職が鉦や鈴、太鼓を打ち鳴らすのにあわせ、御年役や参列者が「おにやらぼう」で板を打ちたたき、大きな音で邪鬼を追い払う「追儺(ついな)の神事」が執り行われました。

舞殿では、浅間弓道教場の会員の方による「蟇目鳴弦式(ひきめめいげんしき)」も執り行われました。厄払いした「安産の弦(つる)」がお領かちされていました。「安産の弦」とは弓を引く時に満ちて切れた弦のことで、古くから安産のお守りとして珍重されていたそうです。

約50名の御年役の方々が、「福は内」と大きな声で訪れた大勢の人々に豆や菓子などをまいていました。両手を伸ばしてまかれた豆を取ったり拾ったり、厄も払われ良き年を迎えられることと思います。

 

御年役の方々。各局のアナウンサーの面々も。

 

 

 

 

 

 

 

大拝殿の前の右近の橘が鈴なりの実をつけています。立春も過ぎました。