『 昭 和 の こ ど も た ち 展 』藤枝市郷土博物館にて6月9日(日)まで開催中です。
石井美千子 創作人形の世界 ~ あのころの自分に会いに行こう ~
藤枝市制70周年にちなみ、-昭和30年代-の子どもたちの日常と遊びの世界を、精巧な桐塑人形とジオラマで振り返ります。
生後間もなく母親と死別した石井美千子は、自分の子どものために母親の証となるものを遺したいと考え、桐塑人形を作り始めます。
テーマを自分の子供時代とし、昭和30年代の子どもや女性の人形を作り続け、1993年、100体完成を機に初の個展を開催します。
昭和30年代、物質的には貧しくても、子どもたちは自然の中で元気にたくましく遊び、その生命は輝いていました。
石井は人形たちに昭和の心を表現しようと精魂傾けて制作にあたり、創作した人形は64タイトル332体を数えます。
没後初めての遺作展となる今回は、「昭和のこどもたち」の主要40タイトルの作品を展示。
写実的な人形たちで再現された懐かしい日本の原風景を通して、昭和の子どもたちの生きざまや、
日本的な家族の姿、親子の情愛を感じていただければ・・・。