《予告》『駿府御城内絵図』静岡市歴史博物館にて1月7日(水)から2月15日(日)まで初公開。
本年8月に新たに確認された駿府城の絵図=『伝酒井家旧蔵 駿府御城内絵図』を初公開。
2026年1月7日(水)~2月15日(日) 休館日を除く。 / 静岡市歴史博物館=2階基本展示室内(要観覧料)
姫路城藩主酒井家に伝来したとされる絵図で、延宝年間(1673~1681)に描かれたと推察される城郭図の写しで、天守とそれに連なる建物の平面配置が確認でき、慶長12年(1607)に家康公が築いた駿府城やその天守について知る手掛かりとなる貴重な資料です。
絵図は寛永11年(1635)、火災で天守や御殿、櫓が焼失する前の姿とみられ、天守を囲んで四隅に櫓を置き、渡櫓でつなぐ環立式天守が平面で描かれ、これまで発見されている絵図には描かれていなかった天守の平面構造が描かれており、築城当時の駿府城の様子を知る手がかりとなる資料です。

上
北辺の石垣上に4か所に櫓、西辺に水道が見えます。

天守台の四隅に櫓を置き、渡櫓で繋ぐ環立式となっています。
《 同 時 開 催 》
家康に仕え徳川家お抱えの刀工となり、「康」の字を与えられた越前康継(初代)が、駿河(駿府)で打った刀も展示。
家康の死後、子どもたちに分け与えた遺品「駿府御分物」のひとつで、家康十男の頼宣が所持しました。
刃長およそ二尺六寸(81.4㎝)の長い刀剣です。
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