『ぐるり 富士山旅めぐり 』静岡県富士山世界遺産センターにて1月26日(日)まで開催中です。
「ぐるり 富士山旅めぐり —肉筆鳥瞰図にみる富士山周辺の観光開発—」
大正時代から昭和初期にかけての時期は、「大観光時代」とも呼ばれ、日本各地で観光地の開発が積極的におこなわれました。こうした観光地の宣伝や誘客に大きな役割を果たしたのが、鳥の目で眺めたような視点からダイナミックに観光地や市街地を描いた鳥瞰図(パノラマ地図)であり、それらは観光パンフレットや絵葉書に印刷されて多くの人々の手に渡りました。
今回の企画展では、大正の広重と呼ばれ、鳥瞰図の先駆者として活躍した吉田初三郎や、中村治郎をはじめとして初三郎の技術を受け継いだ弟子たちによる肉筆鳥瞰図を中心に、富士山周辺の観光開発の姿を探ります。
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