観光ボランティアガイド 駿府ウエイブ

家康公に名を与えられた静岡のやきもの『 賤 機 焼 』展、駿府匠宿で5月11日(日)まで開催中。

 

家康公に名を与えられた「賤機(しずはた)焼」と鬼福。
それを受け継いだ秋果陶房の陶器。
   
三方原の戦いで敗れた徳川家康は浜松城に立てこもり、武田軍に囲まれてしまいます。

その窮地を救ったのが節分の大太鼓と「鬼は外、福は内」の声。

これを転機に天下統一への道を進んだとも言われています。

これにちなんで家臣の太田七郎右衛門が、内に福面を 描き、外は鬼瓦を模した三つ組の盃を献上。

喜んだ家康から「賤機焼」の称号を与えられたこの三つ組の盃こそ、賤機焼の代名詞とされる「鬼福」。

その後一時途絶えた賤機焼ですが、明治中期、静岡県が郷土産業の一つとして青島庄助氏に再興を依頼し、現在まで代々受け継がれています。
今もなお新しい賤機焼と鬼福の形を作り続けている五代目の秋果陶房・春秋果氏と、先人たちの陶器をご紹介します。

 

駿府 工房匠宿のHPはこちら。