第7回 春のやじきたウォーク in 宇津ノ谷峠 4月21日(日) に開催しました。
4月21日、晴れ渡る空の下、第7回春のやじきたウォーク が 宇津ノ谷峠で開催されました。
このイベントは、株式会社天神屋と静岡二峠六宿街道観光協議会が主催し、地元の道の駅から始まりました。
美しい自然を満喫しながら、岡部木和田川やつたの細道公園を通り、希望者は蔦の細道を歩きました。
86人の参加者が9人の駿府ウェイブのガイドと5人のスタッフの案内で、朝8時30分から順に出発しました。
私たちがご案内いたしました。
丸子宿と岡部宿を結ぶ宇津ノ谷峠は、東海屈指の難所でした。平安時代からの道「蔦の細道」、
豊臣秀吉が小田原攻めに向かう時に整備された「旧東海道」、「明治・大正・昭和・平成」
の4つのトンネルが揃っている日本でも数少ない場所です。
明治のトンネル
旧東海道
蔦の細道
軽いストレッチ後、10組に分かれ1番から出発しました。
◇宇津ノ谷集落
岡部宿と丸子宿の間の宿ですが、泊まることはできず休憩のみだったそうです。
◇お羽織屋
天正18年(1590年)、豊臣秀吉が北条征伐の帰途に立ち寄り、石川家に羽織を与えたことから「お羽織屋」と呼ばれるようになりました。後に徳川家康も訪れ、記念に茶碗を残しました。
現在は見学ができないため、お羽織はこちらをご覧ください ⇒ お羽織
お羽織は外側は和紙、内側は絹でできているそうです。
◇慶龍寺 (けいりゅうじ)
延命地蔵尊と食人鬼の伝説
かつて宇津ノ谷峠を越える旅人が、鬼に合わぬようにお参りしたとされる延命地蔵尊を祀っています。この地蔵尊は、食人鬼から人々を守る役割を果たしたそうです。弘法大師作と言われています。
写真の腕が悪くて申し訳ございません。ハチの巣ではありません。
こちらは魔除けの団子で数珠の形に作った十団子(とうだんご)です。
「慶龍寺」の8月の縁日、毎年8月23日から24日の2日間に配られるそうです。
◇明治トンネル
幻想的なトンネルを出るとそこは・・・
宇津ノ谷はいろんな風景を見せてくれますね。
気持ちのよい風とどこからか静かで美しい鈴の音色もきこえてきました。先頭を歩くガイドの方の杖に鈴が付いていました。🐻準備も万全ですね。
つたの細道公園までの緩やかな坂を下っていくと、途中に髭題目の碑(ひげだいもくひ)がありました。
「南無妙法蓮華経」「為人馬安全」「天下泰平五穀成就」「天保六霜月十三日再興」
と刻まれているそうです。
◇羅径記碑(らけいきひ)
羅⇒蔦、径⇒小道 「蘿径(らけい)」=「つたの道」
「蔦の細道」が荒廃し、昔の面影がなくなったことを記した碑
1828年に駿府の代官・羽倉簡堂が建立したそうです。
つたの細道公園に到着しました。ガイド案内はここまでです。
ここからはバスで道の駅に戻るコース、トンネルを通って戻るコース、蔦の細道を通って戻るコースに分かれます。
折角なので蔦の細道を通ってみることにしました。
橋嫌いな私も渡れる可愛らしい吊り橋を渡り、川沿いに歩いていくと入口がありました。
蔦の細道は大き目の石がゴロゴロある急な坂を上っていくので、手袋か杖があった方が良いですね。
今回は猫石と在原業平歌碑の二か所に定点ガイド案内がありました。
頂上の景色は登った人へのご褒美ですね!!
あとはひたすら下ります。
道の駅に帰ってきました。
12時頃にはすべての参加者がスタート地点の道の駅(静岡側)に戻り、天神屋様から特製の『きちんと野菜 東海道・峠超え弁当』をいただきました。茶むすびと具たくさんのおかずのお弁当は美味しいと評判なのです。これを目当てに参加される方もいらっしゃるほど人気です。
今回参加された方は3~4人のグループで初参加の方が多かったのですが、2~3回目というリピーターの方もいらっしゃいました。
「以前参加したのは秋だったので春の開催を待ってました。」
「ただ歩くのでなく、ポイントでガイドの方の説明を聞けるので、それも楽しい。」
「新緑の宇津ノ谷がこんなに素晴らしいところだったんだと気が付きました。」
「岡部側のつたの細道公園の緑のもみじ、木和田川のせせらぎが気持ちよかった。
秋の紅葉の時にも来てみます。」
「トンネルを通り過ぎてるだけではこの宇津ノ谷の風景と空気は味わえない。」
「次回も参加したい」
等々の嬉しい感想をいただきました!!
当初の天気予報は雨でしたが、過ごしやすい天候となり事故もなく終わることができました。
ありがとうございました。
参加された皆さま、そしてガイドの方、スタッフの方
お疲れさまでした。