観光ボランティアガイド 駿府ウエイブ

芹沢銈介没後40年記念展「 型染 色と模様の翼 」静岡市立芹沢銈介美術館で12月8日(日)まで開催中。

 

幼い頃から画家を志していた芹沢銈介。20代にはプロのデザイナーとして活動していましたが、30代に入り、師となる柳宗悦や沖縄の紅型に出会い、染色を志すようになります。

1929(昭和4)年に34歳で染色家としてデビューし、翌年から型染を手がけ始めると、以後型染を中軸に据えて制作活動に打ち込み、豊かな作品世界を残していきます。

デザイナーだった芹沢にとって型染は、全く新しい、可能性に満ちた世界でした。

型染を新たな芸術のジャンルとして確立し、世界的に評価されるまでになった一方、量産を前提とした型染の特性を活かし、暮らしの中にも型染の魅力を広げました。

1984(昭和59)年に亡くなるまで半世紀以上に渡って型染を追求し、色と模様の翼で新しい美の開拓者としての生涯を生きた芹沢。

没後40年を迎える今年、初期から最晩年までの代表作100点でその生涯の足跡をたどります。

 

芹沢銈介美術館HPはこちら