観光ボランティアガイド 駿府ウエイブ

2025年11月22日(土)静岡市観光ボランティアガイド養成講座『府中宿編』を開催しました。

2025年11月22日(土)第4回観光ボランティアガイド養成講座が開催されました。参加者は10名、駿府ウエイブのガイド3名が東海道府中宿について講義とフィールドワークを行いました。

東海道は上方と関東を結ぶ幹線道路で、1601年に徳川家康公が整備し宿場が設けられました。府中宿は東海道の中でも最大規模の宿場でした。

東海道を東進中。

呉服町通りは江戸時代から栄え、当時から続く老舗も残ります。

東海道はスクランブル交差点から江川町通りを左折し、江川町交差点から伝馬町通りに入ります。

静岡の方によく知られている「江川町交差点」です。

講師より「江川町ご存知ですか? 江戸時代から昭和20年まで続いた町名で、今は名前だけが残ります。」という説明に、参加者の皆さんから驚きの声があがりました。

西郷隆盛・山岡鉄舟会見の地。

1868年3月、江戸城無血開城の5日前、伝馬町の松崎屋源兵衛宅で西郷隆盛と山岡鉄舟の会見が行われました。この会見は徳川慶喜助命、江戸城無血開城の素地をつくったといえます。

上伝馬本陣、脇本陣、駿府貫目改所跡

本陣は一番格式が高い宿泊施設で、大名や公家など身分の高い人専門の宿でした。脇本陣は本陣の次に格式が高い宿舎で、大名の利用がないときは一般客も宿泊できたようです。貫目改所では荷物の重さを検査していました。府中宿の宿泊、物流の要でした。

久能山東照宮道

参勤交代の大名はこちらから東海道を離れ徳川家康公を祀る久能山東照宮い向かいました。もともとは海産物や農作物を運ぶ静岡市内最古の街道です。

東海道分間延絵図(モニュメント)

江戸時代につくられた詳細な絵図です。

玉桂山華陽院

徳川家康公の祖母源応尼の菩提寺です。境内には源応尼の墓碑の他、家康公の五女市姫と側室お久の方のお墓があります。

一加番稲荷神社

加番は江戸幕府の職名で城外警備を行っていました。加番屋敷には守護神として加番稲荷神社が祀られ、現在もこの地に残っています。

 

本日は静岡市の歴史について知識を深める充実した勉強会となりました。

皆さまお疲れ様でした。

 

東海道府中宿についてもっと知りたい方におすすめ

⭐︎静岡市歴史博物館しずれきガイドツアー

 「⑥府中宿の心臓 伝馬町をめぐる」コース

⭐︎駿府ウエイブご案内モデルコース(有料)

 「東海道・府中宿コース」