令和4年度『 観 光 ボ ラ ン テ ィ ア ガ イ ド 養 成 講 座 』が6月18日(土)開講されました。
静岡市シチズンカレッジこ・こ・に専門課程観光ボランティアガイド養成講座の開講式及び第1回「日本遺産 駿州の旅」座学が6月18日(土)開催されました。
当初の予定人数を超える申込みがありましたが 申込者全員が参加できるようになり開講初日には急用などで欠席された方を除き23名の方が ‘ちむどんどん’しているようにお見えになりました
開講式は静岡市観光交流文化局 観光・MICE推進課課、福地 剛 課長の挨拶に始まり、今年7月23日プレオープン、来年1月グランドオープンする歴史博物館 同じく来年のNHK大河ドラマ『どうする家康』の相乗効果による静岡市来客数の増加は 駿府ウエイブのガイド活動に期待が大きいとの激励を頂きました。
続いて本講座の運営をを担当させて頂く駿府ウエイブ内山理事長が駿府ウエイブの説明及び昨今のガイド案内状況などの説明報告をしました。
さて第1回養成講座のテーマ「駿州の旅ー蒲原から藤枝」に先立ち 内山が駿河区の古道(東路あずまじ)について 1.古代万葉の路、2.平安鎌倉時代の路(藤枝~岡部~蔦の細道~手児の呼坂~手越)、3.江戸時代の路(岡部~宇津ノ谷峠~丸子~手越)4.明治時代からの交通量増大によるトンネル道路(明治、大正、昭和、平成トンネル)等、時代に沿っての説明もありました。
(宇津ノ谷峠 厄除け十団子を説明する内山理事長)
次は”日本遺産【駿州の旅】弥次さんと喜多さんと辿る蒲原宿~藤枝宿”と題して研修部太田が蒲原宿➡由比宿‐(間の宿西倉沢)➡薩埵峠‐興津宿➡江尻宿➡府中宿➡丸子宿‐(間の宿宇津ノ谷)➡岡部宿➡藤枝宿について東海道中膝栗毛での描写、歌川広重の東海道五十三次浮世絵の説明を織り交ぜながら進めて行きました。また「ここでちょっと一息」と題して”旅の楽しみは昔も今も甘味(スイーツ)特集を組み込み、由比のたまご餅(さとう餅)、東海道から清水湊への分岐点、追分の地に元禄年間(1695年)創業の追分羊羹、安倍川左岸に文化元年(1804)創業の五文どりの別名のある安倍川餅の閑話もあり面白おかしく滑稽に また真剣に第1回講座が終了しました。
講座終了後に出席者に本日の講座内容について感想を伺いましたところ「とっても面白かった、楽しかった、特に自分が住んでいる町の事には惹きつけられました」
「私は体力に自信はあるけど 学びはちょっと不安」というご婦人の声も。しかしながら内山の講義の中で「地道に自分の足で歩いて調べてゆく事が大切」との体験談から 先ずは体力という点で不安は解消されると思います。
私もこのレポート作成に当たり早速たまご餅を体験するために由比に赴き上新粉(うるち米の粉)の独特の香り、歯ごたえに でーじまーさん でーじまーさんと連発しました。
第2回は6月25日土曜日 現地研修 東海道丸子宿、駿府の工房匠宿及び泉ヶ谷になり座学、現地研修の計6回の予定で最終回修了式は8月27日(土)になります。