2月18日(土)静岡浅間神社におきまして、3年ぶり5回目の「 大 神 楽 祭 」が開催されました。
オクシズの伝統芸能を堪能できる「大神楽祭」。3年ぶりの開催となり、浅間神社境内は多くの人で賑わいました。
「湯立神事(静岡浅間神社・井川神社)」と「湯の舞」(清澤神楽保存会)」により、舞殿と会場が清められ大神楽祭がはじまりました。この湯が掛かると無病息災のご利益があるそうです。
舞台は、能の大成者である観阿弥(かんあみ)が生涯で最後に舞を奉納した「芸能の聖地 静岡浅間神社 舞殿」です。
三宝の舞(井川神楽保存会)
静岡市の中山間地 奥静岡(通称:オクシズ)で、地元保存会の方々の努力により、伝統的に受け継がれてきた神楽が披露されました。
チキドン(梅ヶ島新田神楽)
八幡の舞(清澤神楽保存会)
また静岡浅間神社境内では、オクシズ自慢の品が集結した「オクシズマルシェ」、お弁当やスイーツを販売する「平成安倍の市」も同時開催され、こちらも多くの方で賑わいました。
神楽とは・・・神楽は神話の神様にささげる歌や踊りのことをいいます。「古事記」や「日本書紀」の中には、神様が岩の奥にかくれてしまった時、外に連れ出すために天の岩屋戸の前でもう一人の神様が踊りを見せたといわれる神話があり、その神話が神楽の起源だというのが一般的な定説になっています。
また、神楽奉納の目的は農耕民族である日本人が、天照大御神(あまてらすおおみかみ)に五穀豊穣(ごこくほうじょう)の祈願と感謝をする意味もあります。
神楽は祭祀の一つとして発生したものと考えられており、昔は神社の仕事を継ぐ神主以外、神楽を演じることはできなかったようですが、その後ふつうの人も演じられるようになりました。また、豊作・豊漁を願い、病気を追いはらう儀式としても古くから舞われてきました。