土器がザクザク。 その数2.000点超! 古墳も! 「 曲 金 C 遺 跡 」発掘調査説明会に行ってきました。
2月25日(土)、静岡市駿河区曲金二丁目にて、「 曲 金 C 遺 跡 」発掘調査現地説明会が開催されました。
古代のロマンを感じるのでしょうか? 2回の説明会に約400名のギャラリーが集まりました。
手前のこんもりした球状が古墳です。前方中央のくぼ地は井戸です。その先が水田跡です。
発掘調査は、曲金A遺跡(静岡済生会病院東側)から見て北西、曲金B遺跡(軍神社・西豊田小学校)から見て
西側の静岡市環境保健研究所建設予定地で実施されていました。
場所は静岡県下最大級の古墳のある谷津山の南、後の古代の東海道の100mほど南に位置します。
発掘調査では、古墳時代後期(6世紀前半)と考えられる水田跡が見つかりました。
古墳時代中期(5世紀中頃)の大量の土器や玉類を伴う祭祀跡などが発見され、
土器や玉類は無造作に捨てられた状態ではなく、整理整頓された状態で見つかったそうです。
そのため破損も少なく、ほぼ使用された当時の姿そのままの状態で展示されていました。
また古墳時代前期(4世紀後半)に造られた、1辺10mの方墳が発見されました。
この時代作られた古墳は、静岡平野周辺ではこれまで周辺の丘陵地で見つかっており
低地部での希少な発見となりました。木棺は無かったようです。土葬(?)だったのでしょうか?
発掘調査は3月で終了するそうです。
高さ30㎝程のキズもない壺。中には当時の土が詰まっていました。ろくろは既にあったの・・・?
古代のぐい吞みコレクション?今でも充分使えそう。おいしいお酒が呑めそうですね。
ほぼ当時の形状を留めて発掘されました。祭祀等に使われたのでしょうか?
この時代には珍しい低地に作られた古墳。