5月20日(日)今川バスツアー実施報告
5月26日(日)、今川バスツアーは、120人募集のところ二百四十九人の応募があり、抽選で選ばれた134人の参加者と、ガイドを担当する今川委員会メンバー10人が、3台のバスに別れて9時に静岡駅南口を出発しました。初めに、バス3台がそろって氏輝公の菩提寺・臨済寺へ向かいました。
家康公の建てた国の重要文化財の本堂に入り、氏輝公と義元公の生き生きとした木像を見学し、昨年完成した今川神廟をお参りしました。
その後、3台は分かれて静岡市内の今川ゆかりの増善寺、龍雲寺、本覚寺へ向いました。道々、浅間神社の傍を通る時は、赤鳥の紋の話を、次のお寺に着く前には、そのお寺について写真などを見せながら説明していきました。昼食は、藤枝へ向かうバスの中でとる予定でしたが、1、2号車は宇津の谷の道の駅で、3号車は本覚寺の木陰にしました。狭いバスの中でなくて、ゆったりと休めました。
静岡市から藤枝市までの車中は、歴史の勉強もお休み、親しくなったお隣さんとおしゃべりがはずみました。
藤枝市に入ってまず長慶寺を訪れました。足利義満公に尽くした三代泰範公が開基したお寺で、晩年を過ごした雪斎和尚像も見せていただきました。
次の偏照寺は2代範氏公とその嫡男・氏家公のお墓がありました。前身は偏照光寺と言う立派なお寺で、玄広恵探や象耳泉奘(しょうじせんじょう/しょうにせんしょう)等、今川氏一族が住職となっていたそうです。
最後に玄広恵探の供養塔を訪れました。天文5年(1536)義元公と今川家の家督を争った花蔵の乱で敗れて、ここ(当時は普門庵)で自刃したと伝えられています。享年20歳、皆さんしんみりと供養塔を回って玄広恵探を偲んでいました。
3時半から4時にかけてバスは順調に静岡駅南口にもどり、お客様は皆さん満足そうに帰っていかれました。