駿府城公園内の「家康公お手植えのミカン」が市民に配布されました。
駿府城公園内の家康公の銅像の横にある、家康公お手植えミカンの実が鈴なりになり、収穫の時期を迎えました。このミカンは家康公が将軍職を退き駿府城に隠居した際に、紀州より献上された鉢植えのミカンを駿府城本丸に移植したものと伝えられ、静岡県の天然記念物に指定されています。このミカンは鎌倉時代に中国から入った紀州ミカンの一種で、香りが強く、種のある小粒の実が特徴です。
この日12月11日には、市長を初め、静岡病院託児所の幼児、市職員などが収穫し、一人2こずつ、100名分を用意し配布しました。ミカンの橙色と後ろにそびえ立つメタセコイアの木々の赤茶色に紅葉した葉が、秋の終わりの陽に映えてきれいでした。400年以上受け継がれてきたミカンの味は?