8月17日(土)『駿州の旅』日本遺産特別講座~弥次喜多のワクワクドキドキとは~開催されました。
去る8月17日土曜日 駿州の旅日本遺産推進協議会主催の講演会『駿州の旅』日本遺産特別講座~弥次喜多のワクワクドキドキとは~が、静岡市市庁舎本館(昭和九年建造、平成23年景観重要建造物指定)にて、静岡市歴史博物館 増田亜矢乃学芸員を講師にお迎えし開催しました。81名の聴講者は2時間休憩なく増田氏の講座を聴講されました。
講座に先立ち「日本遺産って何?」「何が指定されたの?」「静岡市+藤枝市の二峠八宿って何?」「どんな取り組みをしているの?」「駿州堂って何?」「日本遺産認定ガイドって何?」等々の説明が駿州の旅日本遺産協議会より頂きました
さて、お待ちかねの増田学芸員による講座が始まり、始めに古代から中世に至るまでの東海道の成り立ちと旅の広がりについての説明がありました。
その後、家康公が1601年に整備した東海道を始めとする五街道とその宿場の整備と役割、宿場の役人の仕事、また見方を変えて、旅する人々の様子、費用、旅支度、用心についての説明が 「旅行用心集~文化七年1810年刊行)等の写真を使用して、聴講者の興味は高まってゆきました。
『駿州の旅』は、静岡市+藤枝市の二峠八宿から構成されていますが、府中(現在の静岡市葵区)出身の弥二さんと江尻(現在の静岡市清水区)出身の喜多さんを主人公に、府中出身の十返舎一九が挿絵とともに書き上げた滑稽本『東海道中膝栗毛』には、その地の名物、風景、人情等を面白く、描かれています。『東海道中膝栗毛』以外にも同じころ発刊された『東海道名所図会』にも名物、風景、が描かれています。
十返舎一九の「東海道中膝栗毛」と歌川広重の浮世絵「東海道五十三次」の丸子宿編はこちら。
一方、浮世絵画家と知られる歌川広重の『東海道五拾三次』には、由比薩埵嶺 江尻 鞠子 宇津乃山等 描かれています。 駿府ウエイブののHP内に掲載してあります。
『200年前の東海道 駿州の旅物語』&『職と商でできた町 駿府九十六ヶ町』 ミュージアム開設中。 | 駿府ウエイブ (sumpuwave.com)